この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.17)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。

エフェクトをコマンドで操作したいマインクラフター
「エフェクトをコマンドで付与したいんだけど、何のコマンドを使えばいいの? エフェクトを消すにはどうすればいいのかな?エフェクトを使う場面も色々教えて欲しいな」
こんな疑問を解決します!
- effectコマンドでエフェクトを扱える
- エフェクトを消すには、clearを選択
- effectコマンドを使う場面3選
こんにちは! マインクラフターのナツメ(@natsume_717b)です。

マイクラ歴は5年程で、最近は脱出マップを配布・制作しています!
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今回はエフェクトに関するコマンドである、effectコマンドについて解説をしていきます。
effectコマンドを使えるようになると、表現やギミックの幅が広がります。
マップを制作・配布する際には使っておいた方が完成度が高く見えますので、ぜひ覚えて欲しいコマンドです。
この記事では、エフェクトを付与するだけでなく、消す方法についても説明。
また、実際にどのような場面で使われているのかを3つ紹介しますので、使いどころが分からないなんて方にも参考になるかと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
effectコマンドでエフェクトを扱える

エフェクトを扱うコマンドは、effectコマンドです。
英語にしただけなので、覚えやすいですね。
エフェクトには「暗視」や「跳躍上昇」といったポーションで付与できる効果もあれば、襲撃イベントを達成した際に得られる「村の英雄」などが含まれます。
なので、自分の状態を変化させるものがエフェクトと思えばOKです。
実際にコマンドとして使ってみましょう。
採掘速度上昇を自分自身に付与させたい場合には
/effect give @p minecraft:haste 60 0 true
と打つことで、採掘速度上昇の能力を60秒間、パーティクル(モヤ)の表示がない状態で得られます。
上記のeffectコマンドを言語化すると、以下のようになります。
/effect give 付与させる対象 付与させるエフェクト (秒数 強さ パーティクルの表示/非表示)
秒数、強さ、パーティクルの表示/非表示については、入力しなくても問題ありません。
ただし、秒数を指定せずに強さだけを指定するといったような、項目を飛ばすことはできません。
なので基本的には、全て指定しましょう。
慣れてしまえば簡単に入力できますし、細かく調整しておいた方が後々修正を加える際に楽ですよ。
付与させる対象についてはコマンドの対象は全部で6種類!それぞれが意味するものを解説します【マイクラ】を参考にしてください。
また、付与させるエフェクトも候補として一覧が現れますので、その中から選べばOKです。
後半の秒数、強さ、パーティクルの表示/非表示は任意で入力する項目であるにも関わらず、重要な意味合いを持ちます。
なので、しっかりと意味を覚えておきましょう。
秒数
エフェクトの続く秒数を指定します。
入力できる数字としては、0~1000000の値になります。
エフェクトの効果を切らせたくない場合は、とりあえず1000000を指定しておけばOKです。
また、インベントリ欄を開くことで残り時間を確認することができます。
残り時間が23:59を超える場合は、**:**という表示になりますが、しっかりとカウントは減っていっています。

強さ
0~255の数字で設定ができ、数字が大きいほどその能力が強くなります。
0の場合、能力の強さが全くないというわけではなく、デフォルトの強さになります。
攻撃力上昇を付与したいなら、強さは0でOKということ。
攻撃力上昇Ⅱの場合は、強さに1を設定します。
もちろん、攻撃力上昇を255で指定すれば、とてつもない攻撃力を得ることができます。
ミニゲームなどで採用する際は、ゲームバランスとの兼ね合いをよく吟味する必要がある項目ですね。
パーティクルの表示/非表示
パーティクルを表示するかどうかを設定します。
いわゆるクルクルだとか、モヤモヤなどと表現されるものですね。
設定の仕方としては、trueかfalseの2択。
表示する場合はfalseを入力して、非表示にしたい場合にはtrueを入力します。
基本的には表示したくない場面が多いと思いますので、trueをおすすめします。
エフェクトを消すには、clearを選択

さて、エフェクトを付与することができましたが、時間経過でエフェクトを消すのは不便ですよね。
なんとかして、簡単にエフェクトの効果を消したい。
そういった場合はeffectコマンドのもう1つの使い方で、エフェクトを消すことができます。
具体的にはgiveではなく、clearを選択するというだけです。
例えば、先ほど採掘力上昇を付与するために
/effect give @p minecraft:haste 60 0 true
というコマンドを打ちましたが、このエフェクトを打ち消すには
/effect clear @p minecraft:haste
と打ち込めばOKです。
/effectの後ろにある文字列がgiveからclearになっていますね。
そして、誰のエフェクトを消すのか。何のエフェクトを消すのかを指定しています。
今回の場合で言えば、@pで最も近いプレイヤー(≒自分自身)を選択し、エフェクトの種類はminecraft:hasteで採掘力上昇になっていますね。
clearの場合は、秒数、強さ、パーティクルの表示/非表示に関する項目は存在しません。
あくまでも何のエフェクトを消すのかという点だけ指定できます。
また、複数のエフェクトが付与されている場合は、エフェクト部分の指定を入力せずに実行することで、その対象となっているプレイヤーに付与されているエフェクトを全て消すことができます。
/effect clear @a
と打ち込んだ場合は、全てのプレイヤーの全てのエフェクトを消すということですね。
というわけで、エフェクトを消すにはclearを選択して実行するという話でした。
effectコマンドを使う場面3選

effectコマンドを使う場面は多々ありますが、今回は3つのエフェクトの使い道を紹介していきます。
1:暗転
配布マップにて、ただテレポートするだけでは味気ないので、minecraft:blindnessを利用して暗転を挟むテクニックにeffectコマンドを使います。
blindnessを挟むことで、移動したぞという雰囲気を強く出せますね。
物語の導入部分にも使えますので、なんとなくテンポが速いと思ったときに試すのが良いでしょう。
2:高所への到達
effectコマンドを使い、ジャンプ力上昇を付与させることで、本来いけない場所に行けるようにできます。
謎を解いた後に特殊なアイテムがもらえて、それを持っている間だけジャンプ力が付与されるなんて構造にしてみるといいかもしれません。
もしくは特定の敵を倒した時に一定期間ジャンプ力が付与されるなんてのも面白いかもしれないですね。
3:敵(味方)の視認
effectコマンドで発光(minecraft:glowing)を選択することで、対象としているプレイヤーやエンティティを光らせることができます。
この発光は壁越しでも視認できますので、PVPなどのゲームならば位置を知ることができて優位に立つことができますね。
長時間使うとゲームバランスが崩れてしまいますが、不利になっているプレイヤーに丁度良い時間で付与してあげると逆転が見込めるようになり、面白さも増すのではないでしょうか。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
今回使ったコマンドはこちら。
- エフェクトを付与させるコマンド
/effect give 付与させる対象 付与させる能力 (秒数 強さ パーティクルの表示/非表示)
- エフェクトを消すコマンド
/effect clear エフェクトを消す対象 (消すエフェクトの種類)
- effectコマンドは入力しなくても実行できる項目がありますが、基本的に全部入力して細かく指定した方が調整が効いて楽になります。
- エフェクトを消す際に、消すエフェクトの種類を指定しなければ、その対象となっているプレイヤー(エンティティ)に付与されているエフェクトを全て消します。
この記事は以上になります。