この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.20.4)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。
こんにちは!
マインクラフターのなつめです。
この記事では、こんな疑問を解決します!
- set_banner_patternで旗の模様を適用させる
- 実例
set_banner_patternは旗の模様をアイテムに適用させることのできる、item_modifierの項目です。
複雑な模様でも簡単に適用させることが出来るため、何度も機織り機を使用する必要性がなくなるのが強みですね。
さっそく見ていきましょう!
本記事で紹介するデータパックのサンプルはGitHubにてダウンロードできます。
set_banner_patternで旗の模様を適用させる
set_banner_patternを適用することで、簡単に旗のデザインを変更することが出来ます。
基本的には旗に対して指定した模様を付与することを目的としている項目ですが、旗以外のアイテムに対して適用させても機能します。
その場合は模様に関するtagを付与するだけで、見た目などに何かが反映されることはありません。
旗以外のアイテムに対して適用させる必要性は低いです。
あくまでもtagが付与できてしまう程度の認識で問題ありません。
模様や色を指定したうえで適用させるので、簡単に望みの旗を複製できる点が強みですね。
次項では、実際の記述例などを見ていきます。
実例
set_banner_patternはitemコマンドで適用させても良いですし、ルートテーブルで選出するアイテムに適用させておくことも可能です。
今回はその2通りを紹介していきます。
まずはデータパックの構造からです。
- データパック本体
- data
- フォルダー
(今回はsampleと命名したとします)- item_modifiers
- jsonファイル
(今回はtest.jsonと命名したとします)
- jsonファイル
- loot_tables
- jsonファイル
(今回はtest.jsonと命名したとします)
- jsonファイル
- item_modifiers
- フォルダー
- pack.mcmeta
- data
item_modifiersに格納するjsonファイルの記述例は以下の通りです。
{
"function": "minecraft:set_banner_pattern",
"patterns": [
{
"pattern": "minecraft:cross",
"color": "pink"
}
],
"append": true
}
patternには模様の種類を、colorには色を指定します。
また、appendは元々の柄に上書きするのか、それとも指定した柄そのものに上書きしてしまうのかを決める項目です。
trueの場合は元々の柄に上書きし、falseであれば元々の柄に関係なく模様を適用します。
複雑というわけではありませんが、項目を指示するときの文字列などが馴染みないため、生成サイトを利用することをおすすめします。
また、ルートテーブルの場合は上記の内容をうまく組み込めばOKです。
一例としては、以下の通り。
{
"type": "minecraft:entity",
"pools": [
{
"rolls": 1,
"entries": [
{
"type": "minecraft:item",
"name": "minecraft:lime_banner",
"functions": [
{
"function": "minecraft:set_banner_pattern",
"patterns": [
{
"pattern": "minecraft:creeper",
"color": "red"
}
],
"append": true
}
]
}
]
}
]
}
ルートテーブルに組み込んだ場合は、lootコマンドで抽選したり、デフォルトのドロップアイテムを上書きすることで入手することが可能です。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
- set_banner_patternを適用することで、旗の模様をアイテムに適用させることが出来る。
この記事は以上になります。
2016年からマイクラを楽しんでおり、最近はクリエイティブモードでコマンドを駆使して遊んでいます!