
ブロールで遊んだことのないMTGプレイヤー
「ブロールってフォーマットはどういう遊び方なの? 全然名前聞いたことないから、まったく分からないや。誰か教えてよ……」
こんな疑問を解決します!
- ブロールとは、スタンダード環境の統率者戦のこと
- 統率者戦との違い
- ブロールの良いとこ悪いとこ
こんにちは! MTGプレイヤーのナツメ(@natsume_717b)です。
最近私はMTGアリーナでブロールというフォーマットにハマっています。
しかし、多くの人が「ブロールってなに?」と思うかもしれません。
あまり有名なフォーマットではないですもんね。
そこで、今回はブロールがどういったフォーマットなのかを解説していきます!
さっそく見ていきましょう!
ブロールとは、スタンダード環境の統率者戦のこと

ブロールというフォーマットは、端的に言うならばスタンダード環境のカードだけで統率者戦を遊ぶようなフォーマットになります。
なので、「スタンダード版統率者戦」といっても差し支えありませんね。
公式サイトのフォーマットの説明にも、「スタンダードのようでもあり統率者戦のようでもある」と書かれています。
スタンダードのカードプールのみ使用できるフォーマットなので、統率者戦では必要となる過去の貴重なカードや高額なカードが必要ではありません。
これがブロールのメリットだと思います。
スタンダードをプレイしているユーザーならば、比較的簡単にブロール用のデッキを組めるということですね。
デュアルランド、いわゆるデュアランが必要なかったりするのは嬉しいですね。
統率者戦も本格的にデッキを組もうとすると、相当な金額がかかってしまいますもんね。
ともかく「ブロール=スタンダード版統率者戦」と覚えればOKです!
統率者戦との違い

さて、ブロールには統率者戦とは若干異なるルールが幾つか存在します。
というのも、完全に統率者戦と同じルールにすると、ちょっとしたアクシデントが起きてしまうからです。
具体的に異なるルールは3点。
- 統率者の選び方
- 固有色が無色だけの場合
- 初期ライフ
それぞれ説明していきます。
統率者の選び方
統率者戦においては、統率者を選ぶときは「伝説の」とついているクリーチャーか、共闘を持つカード、統率者として使用できる旨が書かれているプレインズウォーカーの3種類です。
しかし、ブロールにおいては異なります。
「伝説の」とついているクリーチャーに関しては全くもって同じですが、プレインズウォーカーならば、どのカードでも統率者に指定することができます。
なので、自分の好きなプレインズウォーカーを統率者にすることが可能。
統率者戦では味わえない、ブロールならではの楽しさですね!
カルドハイムが最新パックの2021年3月現在ならば、テフェリーやタッサ、ナヒリなどがプレインズウォーカーとして使えますね。
もちろん、「精霊龍、ウギン」も選ぶことができます!
統率者戦とは違い、好きなプレインズウォーカーを統率者にできます!
固有色が無色だけの場合
固有色に関しては、統率者戦と同じです。
マナコストに含まれるマナシンボルやテキストに含まれるマナシンボルなどが固有色になります。
固有色に関しては、統率者戦のデッキ構築講座【固有色編】にて解説しているので、気になる方はぜひ合わせて読んでみてください。
無色の固有色しか持たない統率者を選ぶと、無色のカードしか採用できないのが統率者戦です。
(固有色が無色のみの統率者って存在するのか分からんけど。分かる方いたら教えてください)
しかし、そのルールをそのまま適用すると、ブロールではデッキそのものが組めなくなってしまいます。
なので、その解決策として無色しかない統率者を選んだ場合には、基本土地を1種類選んでその色のカードは採用することができます。
先ほど統率者に指定できると紹介した「精霊龍、ウギン」は固有色が無色のみなので、もう1色選ぶことができるということですね。
もちろん、無色は固有色に関わらず採用できますので、無色以外の固有色を持つ統率者を選んだならば、無色のカードは採用できます。
固有色が無色だけの場合は、+1色できる。
これがブロール特有のルールになります!
初期ライフ
初期ライフは統率者戦と違い、3~6人で遊ぶ場合は30点となっています。
また、2人で遊ぶ場合は25点です。
これに関しては無限コンボが組めない等の処置だと思います。
ブロールの良いとこ悪いとこ

ブロールの長所と短所を挙げるとするならば以下のような感じです。
- スタンダードでは禁止リストが異なる
- デッキが組みやすい
- プレイヤー数が少ない
(メジャーなフォーマットではない) - スタン落ちが存在する
それぞれ見ていきます。
長所1:スタンダードでは禁止リストが異なる
ブロールはスタンダードと同じカードプールでありながら、禁止リストは異なります。
代表的なカードで言うと、「自然の怒りのタイタン、ウーロ」がブロールでは使用可能です。
そのほかには「幸運のクローバー」などでしょうか。
ハイランダー構築を求められるブロールでは、お世辞にも強いとは言い難いですが……。
「スタンダードで禁止になっちゃった!」なんて人はブロールで禁止カードを使ってあげてもいいかもしれませんね。
「創造の座、オムナス」はスタンダードのみならずブロールでも禁止。
禁止リストは公式サイトに載っています!
長所2:デッキが組みやすい
ブロールの長所として、デッキが組みやすい点も存在します。
というのも、最近のカードだけでしか組めないので集めやすいんですよね。
加えて、異様なほど高額なカードがあるわけではありません。
高くても1枚5000円とか。(「嘘の神、ヴァルキー」とかですね)
5000円でも十分高価ではありますが、デュアルランドの値段と比べれば可愛いものです。
なので、様々なフォーマットが存在するMTGですが、比較的参入しやすいフォーマットだと言えますね。
統率者戦にも言えることですが、デッキに1枚しか採用できないのもデッキの総額を抑えてくれる要因になってくれています。
短所1:プレイヤー数が少ない
ブロールの短所しては、まだまだプレイヤー数が少ないことだと思います。
全く知名度がないわけではないですが、どうしても統率者戦の方が有名です。
楽しみ方は人それぞれなので、どうこう言えることではありませんが……。
もし、この記事を読んでブロールで遊んでみたいって方は、MTGアリーナでブロールを遊べますよ!
短所2:スタン落ちが存在する
スタンダードと同じカードプールなので、必然的にスタン落ちが存在します。
なので、長い間遊んでいると使えないカードが出てきてしまいます。
使えなくなったカードは素直に別フォーマットで使ってあげましょう。
スタンダード→ブロール→統率者戦なんて流れで遊ぶ種目を変えれば金銭的負担は少なく済むかもしれませんしね。
まとめ
- ブロールとは、スタンダード版統率者戦のこと
- 統率者戦とは若干ルールが異なる
この記事は以上になります。