
統率者戦を始めたいMTGプレイヤー
「統率者戦を始めてみたいんだけど、どういうルールなのか知りたいな! スタンダードはやったことあるんだけど、何が違うの?」
こんにちは! MTGプレイヤーのナツメ(@natsume_717b)です。
今回はこんな内容でお話していきます!
- 統率者戦は多人数で遊ぶフォーマット
- まずは統率者を決めよう
- デッキに使える色は統率者によって決まる
- 統率者戦ならではの敗北
統率者戦は多人数で遊ぶフォーマット

統率者戦は多人数で遊ぶフォーマットです。
おそらくこれを読んでいるほとんどの人が知っていることだと思います。
統率者戦=複数人で遊ぶものというイメージが強いですからね。
人によっては、ボードゲームのようなものと例えることも多いのが事実。
なので、みんなでワイワイしたい人に向いているフォーマットとも言えます!
また、多人数で遊ぶことが想定されているため、初期ライフも40と通常の対戦に比べて長く楽しめるようになっています。
基本的には4人で遊ぶことが推奨されています。
これは3人だと1人が孤立してしまう戦況になりやすいこと、5人を超えるとターンが回ってくるまでに時間がかかることなどが理由として挙げられるようです。
まずは統率者を決めよう

統率者戦を始める上で、「統率者戦」専用のデッキを組まなくてはなりません。
この時、統率者というカードを1番初めに決める必要があります。
この統率者は統率者領域という特殊な領域に置かれ、ゲーム中手札に無くとも唱えることができます。
イメージするならば、自分自身のアバターだとか相棒のようなものでしょうか。ジョジョで言うところのスタンドとか。
この統率者は「伝説のクリーチャー」である必要があります。
ポイントなのは「伝説の」という部分ですね。
伝説のクリーチャーならば、どんなカードでも統率者にすることができるので、自分の好きなカードを統率者にすることができますよ!
例外としては、一部のプレインズウォーカーを統率者にできることや共闘と呼ばれる能力を持っている伝説のクリーチャーが存在することです。
プレインズウォーカーに関しては、「統率者として使用できる」という旨がカードそのものに書かれています。
書かれていないプレインズウォーカーは、たとえ「伝説の」と記述されていても使用できないです。
そして共闘という能力。
これは共闘を持つ者同士を統率者に選ぶことができます。
どちらも共闘を持っている必要があるので、片方だけが共闘を持っているというのはNGです。
また、○○との共闘と書かれている場合は、その指定されたカードとのみ統率者にすることができます。
統率者戦ではデッキ枚数が100枚ぴったりにする必要があるので、共闘で2枚の統率者を選んだ場合は98枚のデッキになります。
統率者が1枚の場合は、99枚ですね。
デッキに使える色は統率者によって決まる

統率者戦のデッキを組むうえで、1番初めに統率者を決めなくてはならない理由。
それは統率者によって、デッキに入れることのできるカードが決まるからです。
要するに、統率者を決めないとデッキを組めないということですね。
どういうことかというと、統率者戦のデッキを組む際には統率者が持つ色のカードしか採用できません。
具体的には「統率者が持つマナコストに含まれる色」、「ルール文章に含まれるマナシンボルの色」の2つを抑えておけば基本的にはOK
この色の事を「固有色」と言います。
それでは、実際にあるカード例を挙げながら、1つずつ見ていきましょう!
統率者が持つマナコストに含まれる色
これに関しては、ある程度MTGで遊んできた人ならば難しくないと思います。
カード右上の、唱えるために必要なマナの事です。
「創造の座、オムナス」ならば、赤緑白青の4つの指しますね。

伝説のクリーチャー
創造の座、オムナスが戦場に出たとき、カードを1枚引く。 上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、このターンで初めてこの能力が解決されるなら、あなたは4点のライフを得る。二度目なら、(赤)(緑)(白)(青)を加える。3度目なら、創造の座、オムナスは各対戦相手とあなたがコントロールしていない各プレインズウォーカーに、それぞれ4点のダメージを与える。
ルール文章に含まれるマナシンボルの色
ルール文章って何?と思いますが、テキストにマナシンボルが書かれているかどうかと思ってもらえれば大丈夫です。
色の名前でなく、マナシンボルというのが重要ですね。
例を挙げると、「帰還した王、ケンリス」になります。

伝説のクリーチャー
(赤):ターン終了時まで、すべてのクリーチャーはトランプルと速攻を得る。
(1)(緑):クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(2)(白):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは5点のライフを得る。
(3)(青):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚引く。
(4)(黒):墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをオーナーのコントロール下で戦場に出す。
マナコスト上のマナシンボルを見ると白だけのカードですが、テキストには赤、緑、白、青、黒と5色のシンボルが書かれています。
なので、「帰還した王、ケンリス」を統率者にした場合は5色すべての色が使用できるということです。
無色は例外
無色に関しては、どんなデッキに対してでも使用することができます。
なので、何を入れていいのか分からないなんてときは無色の強力なカードを採用してみてもいいかもしれませんね。
統率者戦ならではの敗北

統率者戦では、通常のライフに加えて統率者ダメージと呼ばれるものをカウントする必要があります。
この統率者ダメージというのは、統率者から与えられた戦闘ダメージをカウントするものでこの数字が21を超えると敗北が決まります。
注意するべき点は2つあります。
1、統率者ごとにカウントは別
統率者ごとに統率者ダメージのカウントは別で行います。
この時統率者のコントローラーは問いません。
なので、何かの能力で本来とは別のプレイヤーがコントロールしている統率者でダメージを与えられても、その統率者が与えたことになり受けた戦闘ダメージ分の統率者ダメージをカウントします。
なので、4人で統率者戦を遊んでいた場合は20点まで受けられる器が4つあるイメージです。
なぜ4つなのかというと、対戦相手3人の統率者に加えて自分自身の統率者がコントロール奪取されることで敗北することもあり得るからです。
2、カウントするのは、実際に与えた戦闘ダメージだけ
カウントできるのは、統率者からの戦闘ダメージだけです。
なので、能力でダメージを与えてもそれは統率者ダメージとしてはカウントされません。
また、ダメージを軽減する能力で実際に与えたダメージが減ったのならば、その減ったダメージ分だけしか統率者ダメージも与えられません。
まとめ
- 統率者戦は多人数、基本的には4人で遊ぶ
- デッキを組むときには、統率者を決める
- 統率者によって、デッキに入れられる色が決まる
- 統率者ダメージが21点を超えると、敗北になってしまう
この記事は以上になります。