
MTGプレイヤー
「二段攻撃と先制攻撃って何が違うの? どっちも先に攻撃する能力だよね?」
こんな疑問を解決します!
- どちらも先に攻撃する能力
- 通常の攻撃も行うのが二段攻撃
こんにちは! MTGプレイヤーのナツメ(@natsume_717b)です。
今回は「二段攻撃」と「先制攻撃」の違いについてお話していきます!
どちらも先に攻撃する能力

二段攻撃と先制攻撃。
この2つの能力はどちらも先に攻撃する能力になります。
どういうことかというと、二段攻撃と先制攻撃を持つクリーチャーがいると戦闘ダメージ・ステップを2つに分けて、上記のキーワード能力を持たないクリーチャーよりも先に戦闘の処理をします。
510.4. 1体以上の攻撃クリーチャーまたはブロック・クリーチャーが、戦闘ダメージ・ステップの開始時に先制攻撃(rule 702.7 参照)や二段攻撃(rule 702.4)を持っていた場合、そのステップに戦闘ダメージを与えるのは先制攻撃か二段攻撃を持っているクリーチャーだけである。そのステップの後に、戦闘終了ステップに進む代わりに、第2戦闘ダメージ・ステップが発生する。このステップに戦闘ダメージを割り振るのは、最初の戦闘ダメージ・ステップの開始時に先制攻撃も二段攻撃も持っていなかったクリーチャーか、この時点で二段攻撃を持っているクリーチャーだけである。そのステップの後で、戦闘終了ステップに移行する。
出典:マジック総合ルール(和訳 20210202.1 版)
そもそも戦闘フェイズというのは
- 戦闘開始ステップ
- 攻撃クリーチャー指定ステップ
- ブロック・クリーチャー指定ステップ
- 戦闘ダメージ・ステップ
- 戦闘終了ステップ
に分けられています。
ざっくり説明すると
- 戦闘フェイズに入ったことを示す
- 攻撃するクリーチャーはどれか
- ブロックするクリーチャーはどれか
- 実際にダメージを計算する
- 戦闘フェイズの終わりを示す
という役割に分けられています。
しかし、二段攻撃か先制攻撃を持っているクリーチャーが存在すると、4番目の戦闘ダメージ・ステップが戦闘ダメージ・ステップと第2戦闘ダメージ・ステップに分けられます。
第2戦闘ダメージ・ステップの差し込まれる場所としては、戦闘ダメージ・ステップと戦闘終了ステップの間になりますね。
そして、戦闘ダメージ・ステップでは二段攻撃か先制攻撃を持つクリーチャーがダメージの計算を行い、その次の第2戦闘ダメージ・ステップで二段攻撃や先制攻撃を持っていないクリーチャーのダメージを計算するようになります。
だから二段攻撃と先制攻撃を持っているクリーチャーは先にダメージを与えることができるんですね。
通常の攻撃も行うのが二段攻撃

二段攻撃と先制攻撃を持つクリーチャーが先に攻撃をしてダメージを与えるものとして説明しました。
しかし、それならばこの2つのキーワード能力の違いは何か。
それは第2戦闘ダメージ・ステップで攻撃をするかどうかです。
上記2つのキーワード能力が存在することで発生する第2戦闘ダメージ・ステップですが、このステップでは先制攻撃を持っているクリーチャーが攻撃することがありません。
「先制」とついているので、あくまでも先に攻撃するだけということですね。
その一方で二段攻撃を持つクリーチャーは、第2戦闘ダメージ・ステップでも攻撃します。
つまり、戦闘ダメージステップと合わせて2つの戦闘ダメージ・ステップで攻撃することになります。
なので、「二段」と銘打っているわけですね。
まとめてみると、先制攻撃は戦闘ダメージ・ステップだけ攻撃して、二段攻撃は戦闘ダメージ・ステップと第2戦闘ダメージ・ステップの2つのステップで攻撃する。
これが先制攻撃と二段攻撃の違いです!
まとめ
- 二段攻撃も先制攻撃も先にダメージを与える。
- 二段攻撃の場合、その後第2戦闘ダメージ・ステップにてもう一回ダメージを与える。
この記事は以上になります。