
MTGを始めたい人
「インスタントとソーサリーってどうやって使うの? ぱっと見た感じ同じような気もするんだけど、何が違うの?」
こんな疑問を解決します!
- ソーサリーとインスタントの大きな違いは唱えられるタイミング
こんにちは! MTGプレイヤーのナツメ(@natsume_717b)です。
今回はソーサリーとインスタントの違いについてお話していきます。
ソーサリーとインスタントの2つは、どちらもゲームを有利に進めるといった似たような用途のカードですが、明確な違いがあります。
その違いとは唱えることのできるタイミングです。
詳しくは次の項目で見ていきましょう!
ソーサリーとインスタントの大きな違いは唱えられるタイミング

ソーサリーとインスタントの大きな違いは、唱えることのできるタイミングです。
簡潔に説明するとソーサリーは唱えられるタイミングに制限が多く、その一方でインスタントは比較的自由に唱えることができます。
307.1. 優先権を持つプレイヤーは、自分のメイン・フェイズで、スタックが空の間、ソーサリー・カードを手札から唱えることができる。ソーサリーを呪文として唱える場合、スタックを用いる。(rule 601〔呪文を唱えること〕参照)。
304.1. 優先権を持つプレイヤーは、インスタント・カードを手札から唱えることができる。インスタントを呪文として唱える場合、スタックを用いる。rule 601〔呪文を唱えること〕参照。
出典:マジック総合ルール(和訳 20210202.1 版)
それぞれの唱えられるタイミングについて、詳しく見ていきます。
ソーサリーの唱えられるタイミング
ソーサリーは限定的といいましたが、正確には自分のメインフェイズでスタックが空の時、なおかつ優先権を自分が持っている時です。
このように聞くと「どういうこと?」と思うかもしれませんが、自分のメインフェイズに何もしていないときに唱えることができると思えばOKです。
1、自分のメインフェイズ
自分のメインフェイズというのは、そのままですね。
クリーチャーを唱えたり、土地をプレイするフェイズと同じになります。
2、スタックが空
スタックが空というのは、なにもカードや能力の処理をしていないときということです。
スタックは難しく感じやすい箇所なのですが、この記事では処理しているカードの置き場所と思えばOK。
なので、なにもカードを処理していないときにソーサリーを唱える条件の1つを得ているということですね。
上記の引用文にも書かれていますが、ソーサリー呪文はスタックを用います。
つまるところ、ソーサリーは唱えると一度スタックに積まれ、スタックが空ではなくなっています。
ソーサリー呪文に対してソーサリー呪文を唱えることはできないということですね。
ともかく「スタックが空=何もしていないとき」と覚えればOKです!
3、優先権を持っている時
優先権とは、どちらが行動できるのかを示す権利になります。
基本的にはターンプレイヤーが持っていますが、呪文を唱えると対戦相手に優先権が移ります。
そして、それらの呪文の処理が終わればまたターンプレイヤーに優先権が戻ります。
なのでよく分からないうちは、「ターンプレイヤーが基本的に優先権を持っているけど、何かするたびに対戦相手が優先権を得て介入してくることがある」といったイメージで大丈夫です。
インスタントを唱えられるタイミング
インスタントを唱えられるタイミングは、優先権を持っている時です。
それ以外には制限がありません。
ソーサリーに比べて、項目が少なくて非常に分かりやすいですね。
優先権を持っている時に唱えられるので、ソーサリーの時に説明したように、対戦相手が呪文を唱えたことに対してソーサリーは唱えられなくとも、インスタントの場合は使うことができます。
優先権だけ得ていればいいので、誰のターンかを問わずに唱えることができます。
ソーサリーと比較して自由に唱えられると言ったのは、このためですね。
ちなみに、「インスタントの方が自由に唱えられるなら、ソーサリーって弱くない?」と思う方もいるかと思います。
基本的には「インスタント>ソーサリー」と強弱を考えてもいいのですが、インスタントにはないソーサリーならではのカードが存在することも事実です。
なので、「基本的にインスタントの方が強いけど、ソーサリーにしかできないこともある」と覚えておくべきです。
まとめ
- ソーサリーとインスタントの違いは、唱えられるタイミング
- ソーサリーは自分のメインフェイズでスタックが空、優先権を持っているときに唱えられる
- インスタントは優先権さえ持っていれば唱えることができる
この記事は以上になります。