
MTG初心者
「常在型能力ってなに? 起動型能力や誘発型能力とはどう違うの?」
こんな疑問を解決します!
- 常に何かしているのが、常在型能力
- 必ずしも戦場に存在する間だけ適用し続けるわけではない
こんにちは! MTGプレイヤーのナツメ(@natsume_717b)です。
今回は能力の種類の1つである、常在型能力について解説していきます!
常在型能力など能力の種類は中々テキストに出てこないので難しく感じてしまうかもしれませんが、1度理解してしまえば簡単なので、ぜひ覚えてしまいましょう!
それでは、さっそく見ていきます!
常に何かしているのが、常在型能力

常在型能力とは、その字の如く常に存在する能力です。
要するに何かしらの能力を与え続けたり影響を及ぼしたりする能力の事です。
604.2. 常在型能力は、継続的効果を発生する。その中の一部は軽減・置換効果である。これらの効果は、常在型能力を持つパーマネントが戦場にあってその能力を持っている間、あるいはその能力を持つオブジェクトが該当する領域にある間、持続する。rule 113.6 参照。
出典:マジック総合ルール(和訳 20210202.1 版)
具体的には、エンチャント・オーラのカードが分かりやすいと思います。
エンチャント・オーラとは、装備品のようにクリーチャーにくっついてパワーとタフネスを修正したり、能力を付与させるカードの事ですね。

エンチャント — オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
エンチャントしているクリーチャーが戦場を離れたとき、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークン1体を生成する。
「傑士の武勇」は+1/+1の修正を施すエンチャント・オーラです。
このパワーとタフネスの修正は常に「傑士の武勇」が影響を与え続けているので、常在型能力といえます。
「エンチャントしているクリーチャーが戦場を離れたとき~」の能力は誘発型能力になるので、今回お話している常在型能力とは関係がありません。
「傑士の武勇」のほかには「エメリアのアルコン」の能力や「覆いを割く者、ナーセット」のカードを引く回数を抑える能力も常在型能力になります。

クリーチャー
飛行
各プレイヤーは、毎ターン1つしか呪文を唱えられない。
対戦相手がコントロールしていて基本でない土地はタップ状態で戦場に出る。
![Narset, Parter of Veils / 覆いを割く者、ナーセット (1)(青)(青) 伝説のプレインズウォーカー — ナーセット(Narset) 各ターン、対戦相手はそれぞれ、カードを2枚以上引くことができない。 [-2]:あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚見る。あなたはその中からクリーチャーでも土地でもないカード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。 5](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_lossy,ret_img,w_229,h_319/https://natsumake.com/wp-content/uploads/2021/01/bandicam-2020-12-20-13-29-17-296.jpg)
伝説のプレインズウォーカー
各ターン、対戦相手はそれぞれ、カードを2枚以上引くことができない。
[-2]:あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚見る。あなたはその中からクリーチャーでも土地でもないカード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
このように何かをし続ける能力の事を常在型能力といいます。
必ずしも戦場に存在する間だけ適用し続けるわけではない

常在型能力は戦場にいなければならない能力という訳ではありません。
常在型能力の中には、墓地にいる時に能力を発揮しているものや、キッカーなどのキーワード能力にも存在します。
キッカー能力に関しては、スタックにいる間に能力を発揮する常在型能力になります。
また、墓地にいる時に能力を発揮するものとしては、「星界の瞥見」が新しいカードだと当てはまります。

ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚見る。そのうち1枚をあなたの手札に、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
あなたが巨人をコントロールしているかぎり、あなたはあなたの墓地から星界の瞥見を、これのマナ・コストを支払うのではなく(青)を支払うことで唱えてもよい。あなたがこれにより星界の瞥見を唱え、かつ、これがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにこれを追放する。
「星界の瞥見」には墓地にあるときに条件を満たすことで、墓地から唱えることができるという常在型能力があります。
なので、必ずしも戦場にいる時に能力を発揮し続ける能力が常在型能力という訳ではありません。
場所を問わずに能力を発揮し続ける能力が常在型能力になります。
まとめ
- 何かし続ける能力のことを「常在型能力」という
- 必ずしも戦場にいる時に発揮するわけではない。
→墓地にあるときに発揮する常在型能力もある。
この記事は以上になります。