この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.20.2)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。
こんにちは!
マインクラフターのなつめ(@natsume_717b)です。
この記事では、こんな疑問を解決します!
- リソースパックで3Dモデルを追加する
今回は3Dモデルを作成し、既存のブロックの見た目を変更していきます。
アイテムなどの場合は、ファイルを格納するフォルダが異なるため注意してください。
実際にやってみた様子はこちらです。
とりあえず変更することはできた pic.twitter.com/J4YeQLHLQE
— 夏メ│Natsume (@natsume_717b) November 9, 2023
それでは、さっそくやっていきましょう!
リソースパックで3Dモデルを追加する
リソースパックで3Dモデルを追加するには、modelsなどのフォルダに適切にファイルを設置しましょう。
具体的には、テクスチャーを参考するための画像と、どのような形にするのかを指示するファイルが必要となるので、それらを制作していきます。
というわけで、まずはリソースパックの構造からです。
- リソースパック本体
- assets
- minecraft
- textures
- block
- XXXX.png
- block
- models
- block
- XXXX.json
- block
- textures
- minecraft
- pack.mcmeta
- assets
pack.mcmeta、XXXX.png、XXXX.json以外は全てフォルダになります。
pack.mcmetaの中身はこちらのものをコピペすればOKです。
{
"pack": {
"pack_format": 18,
"description": "Test"
}
}
また、XXXXの部分は各自で異なる名前を付ける必要があります。
XXXX.pngの場合は認識できるものであれば好きに名前を付けることができ、XXXX.jsonの方は既存のブロックと同じになるよう命名しましょう。
今回は作業台の見た目を変えてみようと思います。
なので、XXXX.jsonの部分はcrafting_table.jsonと命名しなければなりません。
jsonファイルの名前は、7-zipで1.20.2.jarなどバージョンごとに用意されているjarファイルの中身を確認することで知ることができます。
また、今回は既にjsonファイルの中身を作成したものとします。
このjsonファイルの作り方は、BlockBenchというソフトで簡単に作成することが可能です。
というわけで、例の場合のjsonファイルの中身は以下のようになっています。
{
"textures": {
"0": "minecraft:block/palette001",
"particle": "minecraft:block/palette001"
},
"elements": [
{
"from": [14, 0, 14],
"to": [16, 13, 16],
"faces": {
"north": {"uv": [9.1875, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"east": {"uv": [9.125, 7.25, 9.75, 7.875], "texture": "#0"},
"south": {"uv": [9.3125, 7.25, 9.6875, 7.8125], "texture": "#0"},
"west": {"uv": [9.125, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"up": {"uv": [9, 7, 9.9375, 8], "texture": "#0"},
"down": {"uv": [10.1875, 7.1875, 10.8125, 7.75], "texture": "#0"}
}
},
{
"from": [0, 0, 0],
"to": [2, 13, 2],
"faces": {
"north": {"uv": [9.1875, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"east": {"uv": [9.125, 7.25, 9.75, 7.875], "texture": "#0"},
"south": {"uv": [9.3125, 7.25, 9.6875, 7.8125], "texture": "#0"},
"west": {"uv": [9.125, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"up": {"uv": [9, 7, 9.9375, 8], "texture": "#0"},
"down": {"uv": [10.1875, 7.1875, 10.8125, 7.75], "texture": "#0"}
}
},
{
"from": [0, 0, 14],
"to": [2, 13, 16],
"faces": {
"north": {"uv": [9.1875, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"east": {"uv": [9.125, 7.25, 9.75, 7.875], "texture": "#0"},
"south": {"uv": [9.3125, 7.25, 9.6875, 7.8125], "texture": "#0"},
"west": {"uv": [9.125, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"up": {"uv": [9, 7, 9.9375, 8], "texture": "#0"},
"down": {"uv": [10.1875, 7.1875, 10.8125, 7.75], "texture": "#0"}
}
},
{
"from": [14, 0, 0],
"to": [16, 13, 2],
"faces": {
"north": {"uv": [9.1875, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"east": {"uv": [9.125, 7.25, 9.75, 7.875], "texture": "#0"},
"south": {"uv": [9.3125, 7.25, 9.6875, 7.8125], "texture": "#0"},
"west": {"uv": [9.125, 7.1875, 9.8125, 7.75], "texture": "#0"},
"up": {"uv": [9, 7, 9.9375, 8], "texture": "#0"},
"down": {"uv": [10.1875, 7.1875, 10.8125, 7.75], "texture": "#0"}
}
},
{
"from": [0, 13, 0],
"to": [16, 14, 16],
"faces": {
"north": {"uv": [0, 0, 16, 1], "texture": "#0"},
"east": {"uv": [0, 0, 16, 1], "texture": "#0"},
"south": {"uv": [0, 0, 16, 1], "texture": "#0"},
"west": {"uv": [0, 0, 16, 1], "texture": "#0"},
"up": {"uv": [14.3125, 6.5, 15.0625, 7.0625], "texture": "#0"},
"down": {"uv": [14.3125, 6.5, 15.0625, 7.0625], "texture": "#0"}
}
}
],
"display": {
"thirdperson_righthand": {
"scale": [0.25, 0.25, 0.25]
},
"thirdperson_lefthand": {
"scale": [0.25, 0.25, 0.25]
},
"firstperson_righthand": {
"translation": [0, 0.25, 0]
},
"ground": {
"scale": [0.25, 0.25, 0.25]
},
"gui": {
"rotation": [34, -26, 0],
"scale": [0.7, 0.7, 0.7]
},
"head": {
"translation": [0.25, 6.5, 0],
"scale": [0.09, 0.14, 4]
},
"fixed": {
"rotation": [-90, 0, 0]
}
}
}
上記のようなjsonファイルには、テクスチャーとなる画像の座標を記載しています。
なので、同一の画像を用意しない限りコピペしても上手くいきません。
テクスチャーの座標についても、BlockBenchを使えば簡単に指示することができます。
3Dモデルを弄りたいならとにかくBlockBenchを使いましょう。
気を付けるべき点は橙文字の部分で、これは参考にする画像を指示しています。
今回はminecraft:block/palette001とあるため、minecraftフォルダの中にあるtexturesフォルダ、さらにblockフォルダと進み、その中にあるpalette001.pngを参照することになります。
BlockBenchでは使用した画像のある位置を参照するため、リソースパックではない場所から参照していた場合は変更するようにしましょう。
リソースパックを作成することができれば、あとは適用すればOKです。
上手く適用されていない場合
上手く適用されていない場合、幾つか原因は考えられます。
- そもそもリソースパックとして認識されていない
→pack.mcmetaの記載ミスやフォルダ名などをミスしている - 形だけ変更されテクスチャーのみおかしい場合
→テクスチャー関連でミスをしている
画像の用意にはAsepriteがおすすめ
jsonファイルはBlockBenchを使うことで簡単に作成できますが、テクスチャーとなる画像は別で用意しなくてはなりません。
そこでオススメするのが、Asepriteです。
Asepriteとは、有料のドット絵ソフトです。
ペイントなどのソフトでもドット絵を描くことはできますが、ドット絵に特化しているソフトのため、マイクラのテクスチャ―制作では特に扱いやすいです。
公式サイトのみならずSteamなどでも販売しているので、1度調べてみるのをおすすめします。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
今回は作業台の見た目を変更してみました。
- 3Dモデルの変更には、リソースパックが必要。
- jsonファイルなど複雑な記載が必要なため、BlockBenchなど便利なツールを使うことをおススメします。
この記事は以上になります。
2016年からマイクラを楽しんでおり、最近はクリエイティブモードでコマンドを駆使して遊んでいます!