この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.20.2)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。
こんにちは!
マインクラフターのなつめ(@natsume_717b)です。
この記事では、こんな疑問を解決します!
- 「シングルプレイ」などマイクラ内に登場する文言を変更する方法
- リソースパックに言語ファイルを追加する
通常では変えられそうにない「シングルプレイ」などの文言を変える方法が存在します。
それが実はリソースパックです。
実際に変えてみた様子がこちら。
ロックしたドロッパーをクリックした際に表示される文字が「○○はロックされている」から「○○はロックされているんでしょうね、きっと」という文言に変更されています。
やっとこさ、表示される文字の変更方法を取り戻しました
これでやりたいこと出来ますね pic.twitter.com/ShoUy3Tm4J
— 夏メ (@natsume_717b) September 24, 2023
ブロックの見た目を変える印象の強いリソースパックですが、実は様々なものを変更することができ、今回は言語を扱っていきます。
さっそく見ていきましょう!
「シングルプレイ」などマイクラ内に登場する文言を変更する方法
マイクラには「シングルプレイ」など、ゲーム側で決められていて変えられそうにない言葉が登場します。
そんな言葉を変更する方法が実は存在します。
アイテム名、エンティティ名などであればコマンドで行えますが、今回はリソースパックで言語ファイルを扱っていきます。
つまり、ゲーム内に登場する言葉を自分の好きなように上書きしてしまおうということです。
実際にやってみた例がこちら。
このように自分の好きなように変えられるため、幅広い表現が行えるようになります。
というわけで、次項でどのように変更していくのかを見ていきます。
リソースパックに言語ファイルを追加する
マイクラ内に登場する言語を変更するために、リソースパックを作成していきます。
リソースパックと言われると、ブロックの見た目を変更するイメージが強いですが今回は全くもってデザインセンスを発揮する必要はありません。
ファイルやフォルダの作成、大元となるデータを見つけ出しコピペするなどといったことがメインです。
では、さっそく見ていきましょう。
リソースパックの作成
まずは以下の構造になるように、ファイルなどを作成していきます。
- リソースパック名
- assets
- minecraft
- lang
- ja_jp.json
(このファイルに関しては後程詳しく解説します)
- ja_jp.json
- lang
- minecraft
- pack.mcmeta
- pack.png
- assets
拡張子がついていないものは全てフォルダになります。
pack.mcmeta
pack.mcmetaの中身は以下の通りです。
{
"pack": {
"pack_format": 18,
"description": "説明文"
}
}
pack_formatは適用したいバージョンに合わせて数字を選ぶ必要があります。
Minecraft Wikiに記載がありますので、それを参考にしてください。
descriptionに関しては、どういったリソースパックなのかが分かるように説明文を書いておけばOKです。
pack.png
pack.pngはリソースパックのアイコンとなるものです。
存在しない場合はデフォルトのアイコンが表示されるだけなので、作らなくても問題ありません。
言語ファイルを見つけ、それを元にja_jp.jsonを作成する
言語ファイルを見つけるには、7-zipなどのソフトが必要です。
今回は既にダウンロードして使える状態であることを前提にお話していきます。
まずは7-zipでマイクラのデータがある「.minecraft」の中にあるassetsを開きます。
.minecraftの場所が分からない場合は、マイクラを起動しワールドを選択、「ワールドフォルダーを開く」を押すとフォルダが開かれます。
そこから2階層だけ上の階層に移動した場所が.minecraftになります。
ダウンロード先を変更している方は、.minecraftではなく変更先を参照してください。
assetsの中からindexesを見つけて開くと、jsonファイルが幾つかあるかと思います。
その中から更新日時・作成日時を見て、最も新しいものだと思われるファイルを開きましょう。
そうすると、訳の分からない文字の羅列が記載されたテキストが出てくるかと思います。
この無数の文字列は、○○というファイルの参照元がどこにあるのかを示しており、今回の場合で言えば、「ja_jp.jsonの参照元がどこそこにある」といった具合ですね。
しかし、上記の画像は該当箇所を切り取っただけで、膨大な量の中からja_jp.jsonという文字を探すわけにはいきません。
そこで、検索機能を使って「ja_jp」という文字列を探します。
メモ帳などでjsonファイルを開いていれば、検索機能が使えるはずです。
実際に見つけたのがこちら。
先ほどの画像と同じです。
格納場所がminecraft/lang/ja_jpであることを確認してください。
もう1つrealmsを参照している場所があるので、そちらでは上手くいきません。
見つけることができたら、:(コロン)によって結び付けられているhashという単語を見つけます。
このhashに書かれている文字列こそがja_jp.jsonの参照元になります。
今回は「f16cd8dc8fc33272695bb1769926ba3c1b891b82」という文字列でしたね。
今度はこれを元に探します。
7-zipの操作に戻って1つ上の階層に移動します。
そうすると、indexesのある階層に移動しているはずですので、そこからobjectsというファイルを見つけ開きます。
objectsの中には2つのアルファベット(もしくは数字)で命名されたファイルが大量にありますので、先ほど見つけたhashの文頭2文字と合うフォルダを見つけましょう。
今回の場合は、「f16cd……」というファイルだったので、「f1」というフォルダが見つかればOKです。
見つけたファイルを開くと、その中にはたくさんのファイルがありますが、どれもファイル名と同じ文字列から始まります。
なので、その中から先ほど見つけたhashと同じものを探しましょう。
無事に見つけることができれば、そのファイルを開きその内容を全てコピーします。
それを自分が作ったリソースパックのja_jp.jsonにペーストすることで準備完了です。
あとは変えたい文字列の部分を変更してみましょう。
以下は一例です。
変更したら保存してリソースパックを適用すればOKです。
マイクラを起動中の場合はF3+Tのショートカットでリソースパックの更新を行えます。
変わっているかどうか確認してみましょう。
言葉によっては複数個所に同じものが存在している場合もあるため、検索機能などで被っていないか確認することも重要です。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
今回はリソースパックを作成して変更できそうにない言葉を変更するということを解説しました。
一度覚えてしまえば簡単ですね。
- 言語を司っているjsonファイルを利用することで、ゲームに登場する様々な文字を変えられる。
- リソースパックとして作成する必要があり、ゲームの内部を多少扱う。
この記事は以上になります。
2016年からマイクラを楽しんでおり、最近はクリエイティブモードでコマンドを駆使して遊んでいます!