
ゲーム実況や配信を初めたいと考えている人
「SONYのECM-PCV80Uが安くておすすめっていうけど、実際音の質とかって大丈夫なの? 使い物にならないとかない? 他におすすめのマイクとかあれば教えて欲しいな」
こんな疑問を解決します!
- 長く活動したい人ほどECM-PCV80UはNG
- 1万円以内で買えるおすすめマイク
こんにちは! Twitchにて生配信活動をしているなつめ(@natsume_717b)です。

配信歴は6か月程で、最近は週5で配信するようにしています。
→Twitch
配信活動や動画撮影などをする際に大事なものの1つとして、マイクが挙げられます。
視聴者が自分の配信ないし動画に訪れた際に、良い音質だとそれだけで滞在時間が長くなるといわれているので、極力良い音質で活動したいものです。
実際に想像してみると分かりますが、ノイズまみれの音声は聞きたくないですよね。
どうせ聞くなら、良い音質のものを聞きたいはず。
そこで、ネットで調べてみるとSONYのECM-PCV80Uというマイクがコスパ最強などと謳われています。
実際筆者も購入しており、つい最近まで使っていたのですが、幾つか欠点があり別のマイクに買い替えました。
その理由をお話するほか、ECM-PCV80Uがおすすめできないのならばどのマイクが良いのか、筆者はどのマイクに変更したのかなどを解説していきます。
それでは、さっそく見ていきましょう。
長く活動したい人ほどECM-PCV80UはNG

「安くてゲーム実況や配信におすすめ」という謳い文句をよく見かけるECM-PCV80Uですが、6カ月程使ってみた筆者からすると、正直おすすめできません。
そのおすすめできない点は主に2点。
- PCに取り込まれる音量が小さい
- それなりの値段がするマイクと比べると、音質がどうしても劣っている
これらの点を掘り下げてみていきます。
比較対象としてお話するのは、筆者がECM-PCV80Uの次に購入したTASCAMのTM-80Bになります。
1:PCに取り込まれる音量が小さい
ECM-PCV80Uの最大の欠点として筆者が感じているのは、PCに取り込まれる音量が小さい点です。
後述しますが正直音質に関しては、大した問題ではありません。
あくまでも良いマイクと比べると、音質が劣っているだけです。
しかし、音量に関しては本当に小さいです。
TM-80Bと比べると、1/3くらいの音量で聞こえます。
初めてTM-80Bを使った時は、音量の違いに驚かされました。
それくらい音の大きさが明確に異なります。
なので、別途音量を上げる対策が必要になります。
音量を上げるために
ECM-PCV80Uを使うという場合は、配信ソフトやオーディオインターフェースを使って音量を上げる必要があります。
オーディオインターフェースとは、マイクや楽器などの音をPCに取り込む際に接続しておく機械のことです。
ただ、音を取り込むだけでなく高品質な音にすることもできるので、実況や配信をするという場合でも、視聴者が長時間滞在してくれる一因になってくれます。
ちなみに筆者はYAMAHAのAG-03というものを使っています。
「そういったもので音量を上げられるなら、音量が小さいことは大した問題ではないのでは?」と思うかもしれませんが、無暗に音量を上げるとホワイトノイズも大きくなってしまいます。
ホワイトノイズとは、「サー」という音がするノイズのこと。
設定によって、常にホワイトノイズがしている人もいれば喋っている時にだけホワイトノイズが入っている人など様々ですが、どちらにせよホワイトノイズは邪魔なものです。
設定をある程度弄ればなんとかなるにしても、そもそも音量がしっかり取り入れられるマイクを買ってしまえば手間が少なくなるということも事実です。
なので、初めから多少奮発して良いマイクを買うべきですね。
2:それなりの値段がするマイクと比べると、音質がどうしても劣っている
2つ目に挙げるECM-PCV80Uの気になる点ですが、良いマイクと比べると音質がどうしても劣っている点です。
当然といえばそれまでですが、やはりお金をかけた方が高音質になります。
とはいえ、先述したようにECM-PCV80Uの音質が酷いというわけではありません。
聞くに堪えない音質というわけではありませんので、実況や配信などで使うことは一応可能です。
しかし、一度それなりのマイクを体験するとどうしてもECM-PCV80Uの音質はやっぱり値段安めの品質なのだなと思ってしまいますね。
そこで、論より証拠。
実際に同じ環境で音を収録してみました。
音量の違いも分かっていただけるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
パッと聞くだけでも、TASCAMのTM-80Bの方が音がしっかりしています。
また、ホワイトノイズもECM-PCV80Uには聞こえますが、TM-80Bの方では声が大きく録れているからかさほど気になりません。
なので、長く活動しようとしている人ほど、ECM-PCV80Uではなく少しでも良いマイクを買うべきですね。
次の項目でどんなマイクがおすすめなのかをお話していきます。
1万円以内で買えるおすすめマイク

ECM-PCV80Uがおすすめできないということで、1万円以内で買えるマイクを紹介していきます。
1万円以内にした理由としては、プロが使うようなマイクでなくてもそれなりの品質のマイクが欲しいという方を想定して決めました。
安物すぎるとデメリットが目立ちますし、高額過ぎると何十万とかかるので音楽業界にいるわけでもない私たちには非現実的だからですね。
1万円あれば充分な性能のマイクが購入でき、かつお釣りも帰ってくるので丁度良いラインかなと思います。
1:TASCAM TM-80(TM-80B)
先ほどから登場しているTASCAMのTM-80Bは、2022年2月現在Amazonで約5000円で販売しています。
TM-80とTM-80Bの違いは、マイク本体の色の違いです。
Bとついているものは黒が基調で、Bがついていないものはシルバーが基調となっています。
音質などに関しては、先ほど掲載した音声ファイルから聞ける通り、それなりにしっかりしています。
内容物としては、
- マイク本体
- ショックマウント
- XLRケーブル
- デスクトップスタンド
となっています。
気をつけるべきなのは、ファンタム電源というものが必要ということ。
ファンタム電源とはUSB接続ができず、そのためPCに直接マイクを接続して音を取り入れることができません。
このファンタム電源というものはオーディオインターフェースを介入することでPCに音を取り入れられるようになります。
なのでオーディオインターフェースを持っていない人からすると、却って出費がかさんでしまいます。
しかし、高品質の音を追い求めると必ずと言っていいほどオーディオインターフェースは必要なものになりますので、初めに取り揃えてしまった方が余計な出費はせずに済みますね。
マイク自体はECM-PCV80Uに+1000円程度の値段で購入できるので、かなりおすすめです。
オーディオインターフェースはそもそも高額な商品なので、どうしても万を超える値段のものが多いです。
自分はYAMAHAのAG-03しか使ったことがないので、AG-03しかおすすめできないです。
ですが困ったトラブルもなく、使いやすいですよ。
2:marantz Professional MPM1000J
MPM1000Jの値段としては、2022年2月現在Amazonでおおよそ6000円程。
先述したTM-80よりもやや値段は張りますが、内容物としては
- マイク本体
- ウィンドスクリーン
- ショックマウント
- デスクトップスタンド
- XLRケーブル
- クリーニングクロス
などとTM-80に比べてウィンドスクリーン、クリーニングクロスが付いているのが大きな違いです。
ウィンドスクリーンはマイクの音を取り入れる部分に被せるスポンジのようなもので、息や風の音などを軽減するものです。
クリーニングクロスに関しては掃除用の布が入っているだけなので、気にしなくてOK。
このマイクもファンタム電源が必要なので、やはりオーディオインターフェースが必須です。
というよりも、良いマイクはファンタム電源を使うものなので、良いマイクが欲しいという人はオーディオインターフェースも買わなくてはならないわけですね。
筆者がTM-80Bを買う直前までどちらに使用か悩んでいた代物で、性能としてはほとんど似た者同士だと思います。
(結局値段で決めました)
最後に余談ですが、TM-80もMPM1000Jのデスクトップスタンドは正直おまけ程度です。
安物でもいいので、マイクアームを買った方が適切な距離にマイクを設置できるほか、机に伝わった振動の音を拾うことも無くなります。
音質の向上にもつながりますので、よりよい音声を届けたいと思うなら用意しておきましょう。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
この記事は以上になります。