この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.17.1)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。

ブロックを設置するコマンドを知りたいマインクラフター
「ブロックを設置するコマンドってどんなものがあるの? 間違えて設置した時には元に戻せる? 条件を満たした時にブロックを設置する方法も教えて欲しい」
こんな疑問を解決します!
- ブロック設置するコマンド3選
- 元に戻すことはできない
- 特定のタイミングでブロックを置くには
こんにちは! マインクラフターのなつめ(@natsume_717b)です。

マイクラ歴は5年程で、最近は脱出マップを配布・制作しています!
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この記事では、コマンドを使ってブロックを設置する方法について解説していきます。
ブロックを設置することのできるコマンドは、3種類存在します。
- setblockコマンド
- fillコマンド
- cloneコマンド
1のsetblockコマンドに関しては、この記事で使い方を解説。
残りの2つは、別で詳しく解説している記事がありますので、簡単な説明とそのリンクを貼っています。
また、ブロックを設置するコマンドを紹介するほかに、設置したブロックを設置前の状態に戻すことができるのか、特定のタイミングでブロックを設置したい場合どうすればよいのかということについても話しています。
この記事を読めば、自分が思い描いているブロックの設置方法が見つかりますよ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
ブロック設置するコマンド3選

ブロックを設置することのできるコマンドは3種類存在します。
具体的には、setblockコマンド、fillコマンド、cloneコマンドの3つです。
cloneコマンドに関しては、ブロックを設置するというよりも元あるブロックをコピーして別の場所に同じものを複製するので、正確には設置するわけではないです。
しかし、ブロックを出現させるという点では設置することと大差ないと考えたので紹介しておきます。
それでは、それぞれのコマンドを見ていきます。
1:setblockコマンド
setblockコマンドは、特定の座標にブロックを置くコマンドです。
特定の場所に1つのブロックを置くので、基本的な使い方としては赤石信号を送ることが多いですね。
基本的な使い方としては
/setblock 座標 アイテムID
といった具合に入力すればOK。
座標はxyzで記入して、IDは候補が現れますのでその中から選びます。
具体的にアイテムIDを調べたい場合は、簡単にアイテムIDを知る方法!とある2つのキーを同時押しするだけ!【Java版】を参考にしてください。
具体的に入力したコマンドは以下の通り。
座標xyz10の地点にレッドストーンブロックを設置するコマンドになっています。
/setblock 10 10 10 minecraft:redstone_block
設置したいブロックのIDの後にスペースを入れることで3つの候補が出てきますが、これらは設置する際の設定を示しています。
基本的には指定せずに使うことが多いですが、覚えておいて損はないので、表にしてその役割を解説しておきます。
文字列 | 役割 |
---|---|
destroy | 設置予定場所にブロックがある場合、そのブロックを破壊して指定したブロックを設置する。 (ディスペンサーなどの中身があるブロックの場合、その中身もドロップする) |
keep | 設置予定場所が空気の場合のみ、指定したブロックを設置する |
replace | 指定しなかった場合と同じ。 (ブロックがあったとしても、そのブロックを上書きして設置する。なので、元あるブロックがドロップしない) |
というわけで、特定の1か所にブロックを設置したいときには、setblockコマンドを使いましょう。
2:fillコマンド
fillコマンドは特定の範囲を指定したブロックで埋めるコマンドです。
x,zの値を同一にすれば床や壁を作れるほか、yの値を変更すれば立方体を作れます。
setblockコマンドとは違い、広範囲に影響を及ぼすコマンドことがメリットのコマンドですので、コマンドで何かのギミックを作るというよりは、マップを制作するときによく使いますね。
詳しくは以下の記事にて紹介・解説しています。
3:cloneコマンド
cloneコマンドは初めに少し解説したように、既にあるものと同じように設置するコマンドです。
setblock、fillの2つとは違い既にあるものを参照するので、見本を用意しておく必要があります。
しかし、setblock、fillではできない不規則な並びを再現することができるので、利便性はかなり高くて優秀です。
コピー先の座標の指定がやや難しいコマンドですので、以下の記事をしっかりと読むことをおすすめします。
元に戻すことはできない

ブロックを設置したコマンドを使っていると、設置する前に戻したいと思うことが多々あります。
しかしながら、コマンドを実行する前に戻すことはできません。
要するに「1つ前の状態に戻す」という行為はできないわけです。
復元できない理由に関しては【マイクラ】コマンドで1つ戻ることは不可能【実行前に戻せません】にて深堀りしています。
気になる方は覗いてみてください。
とはいえ、復元はできなくとも、何もないまっさらの状態に戻すことはできます。
その方法として、間違えて置いてしまった範囲に改めて空気ブロックを設置することです。
マイクラでは、何もブロックが置かれていないように見えている場所には空気ブロックが敷き詰められています。
なので、空気ブロックを設置すれば何も置いていない状態に戻せるということです。
fillコマンドで空気ブロックを敷き詰めるならば
/fill 座標1 座標2 minecraft:air
と入力すればOKです。
座標1、2には空気ブロックを置きたい範囲を対角線上に指定しましょう。
しかしながら、1番安心できるのはそのような事態を引き起こさないことです。
空気ブロックを置く方法は、元々置かれていたブロックを元に戻せるわけではありませんからね。
なのでコマンドの練習用にクリエイティブのワールドを作成して、そこで自分がきちんと理解するまで試してみるのが大事です。
使ったことのないコマンドを、大事なワールドでいきなり試すのは賢いと言えません。
というわけで、元の状態に戻すことはできません。
特定のタイミングでブロックを置くには

最後に特定のタイミングでブロックを置く場合について。
コマンドを使ってギミックを作成していると、○○したときにブロックを設置するコマンドを実行したいと思うことがあるはず。
この場合は3つほど選択肢があるのですが、それぞれに長所があるのでそれらを紹介していきます。
タイミングを計る方法としては
- チェーンコマンドブロックでコマンドの成否を確認する。
- スコアボードで行動を監視する。
- executeコマンドで、ブロックを設置するコマンドの起動条件を付与する。
が挙げられます。
それぞれ見ていきましょう。
1:チェーンコマンドブロックでコマンドの成否を確認する
チェーンコマンドブロックにブロックを設置するコマンドを入力することで、隣接するコマンドブロックが起動したことを条件に実行することができます。
この方法のメリットは、コマンドで何かした際にブロックを設置することができる点。
基本的には、後述するスコアボード、executeコマンドで出来ない場合に行う方法ですね。
2:スコアボードで行動を監視する
scoreboardコマンドでスコアボードを作成することで、特定の行動を監視することができます。
ツールを使った回数や歩いた距離など様々なものを監視することができます。
そして、監視している行動を行うたびにカウントが増えていくので、executeコマンドでそのカウントが特定の値になった時に実行するように指示します。
こうすることで、10マス歩いた時にブロックを設置するといったことができます。
実際にこのテクニックを使っている記事はこちら。
監視カメラを作る方法を解説していますが、しゃがんだことを感知してコマンドを実行しています。
ただし、この方法は監視する項目に存在しない行動に関しては、どうしようもありません。
別の方法をとるか、上手くコマンドを組み合わせる必要があります。
3:executeコマンドで、ブロックを設置するコマンドの起動条件を付与する
executeコマンドでは、スコアボードの値を指定してコマンドを実行するほかに、プレイヤーが特定の座標にいる場合やタグが付与されているかどうかなどを条件にして、コマンドを実行することができます。
基本的にはexecuteコマンドを使えば、大抵の条件は指定することができるのでぜひ覚えて欲しいですね。
executeコマンドでプレイヤーの状態を指定したい場合は、if entityを使います。
1から全てを説明するのは大変なので、以下の記事を参考にすると多少は参考になるかと思います。
それぞれプレイヤーの向いている向き、座標を指定してコマンドを実行する方法について解説しています。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
今回使ったコマンドはこちら。
- 座標xyz10の地点にレッドストーンブロックを設置するコマンド
/setblock 10 10 10 minecraft:redstone_block
- 1つのブロックを設置したいときは、setblockコマンド
- 特定の範囲にブロックを敷き詰めたい場合は、fillコマンド
- 特定の範囲をコピーして設置したい場合は、cloneコマンド
- 誤ってブロックを設置した場合、コマンドを実行する前には戻せない。
→空気ブロックを設置して、まっさらな状態に戻すことはできる。 - 特定のタイミングでブロックを設置したい場合は、チェーンコマンドブロック、スコアボード、executeコマンドを利用することでタイミングを調整することができる。
この記事は以上になります。