この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.19.4)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。
display系のエンティティを召喚したいマインクラフター
「item_displayやtext_displayなんかを召喚したいんだけど、なんか上手くいかなかった……。どうやって召喚すればいいの?」
こんな疑問を解決します!
- display系のエンティティを召喚するコマンドまとめ
こんにちは! マインクラフターのなつめ(@natsume_717b)です。
マイクラ歴は5年程で、最近は脱出マップやミニゲームを制作しています!
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この記事では、display系のエンティティを召喚する方法について解説していきます。
item_display、block_display、text_displayの3種類がありますが、それぞれ書き記さなければならない項目などが違うので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう!
display系のエンティティを召喚するコマンドまとめ
display系のエンティティはどれも視覚に訴えられる便利なエンティティです。
それぞれアイテムやブロックの見た目、好きな文章を表示するといったことが可能となっています。
そんなdisplay系のエンティティですが、召喚する際は適切にアイテムIDを入力したり、表示する文章を書かなければなりません。
というわけで、実際に召喚できるコマンドを紹介していきます。
1:item_display
item_displayはアイテムの見た目をしたエンティティを召喚出来ます。
以下のような感じですね。
基本的には以下のコマンドでitem_displayを召喚出来ます。
/summon minecraft:item_display ~ ~ ~ {item:{id:"minecraft:diamond_axe",Count:1b}}
idで召喚したいアイテムのIDを指定しているので、鉄の剣を召喚したい場合はminecraft:iron_swordと書き変えればOKです。
また、item_displayという項目を書き足すことで、召喚されるアイテムの状態を変更できます。
(item_displayを召喚する際にitem_displayを指定するというこになります。ややこしい)
mobが左手に持っている状態のアイテムを指定する場合は、以下の通りです。
/summon minecraft:item_display ~ ~ ~ {item:{id:"minecraft:diamond_axe",Count:1b},item_display:thirdperson_lefthand}
そのほかの項目は表で解説していきます。
項目 | 解説 |
---|---|
thirdperson_lefthand | mobが左手に持っている状態 |
thirdperson_righthand | mobが右手に持っている状態 |
firstperson_lefthand | thirdperson_lefthandの上下反転 (なぜfirstperson_lefthandなのかよく分からない) |
firstperson_righthand | 1人称視点で右手に持っている状態 |
head | itemコマンドで頭に装備した状態のものと同じ |
gui | 不明 (よく分かりませんでした) |
ground | ドロップしている状態 |
fixed | 壁に貼られた額縁に飾った際の状態となる。 |
none | 不明 (特に何もしていないように思える) |
thirdpersonに関しては、ヴィンディケーターは分かりやすいと思うので画像を置いておきます。
鉄の斧が右手(thirdperson_righthand)、ダイヤモンドの斧が左手(thirdperson_lefthand)となっています。
また、ダイヤモンドの斧はitemコマンドで付与させています。
そのほかに関する項目は以下の記事で解説しています。
2:block_display
block_displayではブロックを表示します。
あくまでも表示するだけですので、当たり判定がなく壁(床)として機能しません。
コマンドとしては以下の通りです。
/summon minecraft:block_display ~ ~ ~ {block_state:{Name:"minecraft:tnt"}}
TNTの見た目をしたblock_displayを召喚しますが、当然見た目だけなので着火させて爆発させることはできなくなっています。
Name以降の”(ダブルクォーテーション)で閉じられたアイテムIDの箇所を変更すれば、別のブロックを出現させられます。
また、他にも設定できる項目があり、それらについては以下の記事で紹介しています。
3:text_display
text_displayは好きな場所に文章を表示させられるものになります。
イメージとしては、名札で名前を付けた際に表示されるものを扱えるような感じです。
基本的なコマンドとしては、以下の通り。
/summon minecraft:text_display ~ ~ ~ {text:'{"text":"あいうえお"}'}
text_displayは設定できる項目が多いため、詳しくは以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
今回使ったコマンドはこちら。
- ダイヤモンドの斧の見た目をしたitem_displayを召喚するコマンド
/summon minecraft:item_display ~ ~ ~ {item:{id:"minecraft:diamond_axe",Count:1b}}
- mobなどが左手に持っている状態として、ダイヤモンドの斧の見た目を召喚するコマンド
/summon minecraft:item_display ~ ~ ~ {item:{id:"minecraft:diamond_axe",Count:1b},item_display:thirdperson_lefthand}
- TNTの見た目を持つblock_displayを召喚するコマンド
/summon minecraft:block_display ~ ~ ~ {block_state:{Name:"minecraft:tnt"}}
- 「あいうえお」というテキストを持つtext_displayを召喚するコマンド
/summon minecraft:text_display ~ ~ ~ {text:'{"text":"あいうえお"}'}
- display系のエンティティを召喚する際は、それぞれアイテムIDや文章を適切に指定する必要があります。
この記事は以上になります。