この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.16.5)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。

コマンド初心者
「コマンドでアイテムを出すときに名前を付けるにはどうしたらいいの? 説明文なんかもつけたいな!」
こんな疑問を解決します!
- まずは基本のgiveコマンドを使う
- 名前はName、説明文はLore
こんにちは! マインクラフターのナツメ(@natsume_717b)です。
今回は前回コマンドブロックを出した時に使ったgiveコマンドの応用を紹介していきます。
この記事を読み、そのコマンドを駆使することができれば、トリップワイヤーフックを鍵に見立てて「○○の鍵」と名前をつけたり、そのアイテムに「○○の場所を開くために使うようだ」といった説明文を入れることができます。
これができると自作している配布マップにオリジナリティが出ます。
なので、確実に覚えておきたいコマンドの1つです。
というわけで、さっそく見ていきましょう!
まずは基本のgiveコマンドを使う

まず、前提としてアイテムを付与させたいので使うのはgiveコマンドです。
giveコマンドについては、【Java版】コマンドブロックの出し方【1から始める配布マップ作り】にて詳しく解説しています。
ですが、この場でも簡潔にではありますが、おさらいしておこうと思います。
giveコマンドはアイテムを付与するコマンドで、
/give 対象 欲しいアイテム 個数
といった具合に入力します。
例えば、自分にトリップワイヤーフックを2つ付与するならば、
/give @p minecraft:tripwire_hook 2
と入力すれば、2つのトリップワイヤーフックが自分のアイテム欄に加わります。
しかし、これではただのトリップワイヤーフックです。
このトリップワイヤーフックに名前をつけたり説明文をつけて、どこか部屋の鍵などにしたい人も多いはず。
次の項目でそのやり方を伝授します!
名前はName、説明文はLore

名前や説明文をつけるとなると、欲しいアイテムの部分に追加で情報を書き込む必要があります。
つまり、
/give 付与する対象 欲しいアイテム{+追加の情報} 個数
と入力するわけです。
ただ、これだけだといまいちわからないと思うので、実際にコマンドを打っていきます。
まずは
/give @p minecraft:tripwire_hook{display:{Name:'[{"text":"家の鍵"}]',Lore:['[{"text":"我が家の玄関の鍵"}]']}} 1
と打っていきます。
(コピペしてもらって構いません)
このコマンドを一つずつ解説してきます。
設定としては、失くしてしまった自分の家の鍵を見つける配布マップという体です。
”/give @p minecraft:tripwire_hook”の部分までは、先ほど説明したので大丈夫だと思います。
問題は、”minecraft:tripwire_hook”の後の”{display:{Name:'[{“text”:”家の鍵”}]’,Lore:[‘[{“text”:”我が家の玄関の鍵”}]’]}}”だと思います。
この部分こそが、付与するアイテムの追加情報になります。
括弧の数が多く複雑なので、基本的にコピペして適宜必要に応じて内容を変更して使っていきましょう。
ただし覚えておいて欲しいのは、Name、Loreの2単語。
Nameはその言葉通り、付与するアイテムの名前を変更する箇所です。
もう一つのLoreは本来は学問や知識、伝承といった意味合いですが、マイクラのコマンドにおいては説明文の部分を担っています。
なので、Loreの部分には説明文を書き込みます。
というわけで上記で紹介したコマンドを打つと、以下のような説明が入ったトリップワイヤーフックが手に入ると思います。

まとめると、giveコマンドで名前や説明文といった情報を持つアイテムを出す際には
/give @p 付与するアイテム{display:{Name:'[{"text":"名前"}]',Lore:['[{"text":"説明文"}]']}} 1
となります。
上のコマンドをコピーしてメモ帳などに保存しておくとスムーズにコピペできるようになるので、おすすめです。
ここまで読んでくれていれば大丈夫だと思いますが、変更する箇所は「付与するアイテム」、「名前」、「説明文」の3箇所です。
説明文を複数行にする場合
説明文を複数行にしたいときもあると思います。
そういう時はLoreの箇所にあるtextを増やして対応します。
具体的には以下の通りです。
行数 | コマンド |
---|---|
2行 | /give @p 付与するアイテム{display:{Name:'[{“text”:”名前”}]’,Lore:[‘[{“text”:”1行目の説明文”}]‘,'[{“text”:”2行目の説明文”}]‘]}} 1 |
3行 | /give @p 付与するアイテム{display:{Name:'[{“text”:”名前”}]’,Lore:[‘[{“text”:”1行目の説明文”}]’,'[{“text”:”2行目の説明文”}]‘,'[{“text”:”3行目の説明文”}]‘]}} 1 |
4行 | /give @p 付与するアイテム{display:{Name:'[{“text”:”名前”}]’,Lore:[‘[{“text”:”1行目の説明文”}]’,'[{“text”:”2行目の説明文”}]’,'[{“text”:”3行目の説明文”}]‘,'[{“text”:”4行目の説明文”}]‘]}} 1 |
5行 | /give @p 付与するアイテム{display:{Name:'[{“text”:”名前”}]’,Lore:[‘[{“text”:”1行目の説明文”}]’,'[{“text”:”2行目の説明文”}]’,'[{“text”:”3行目の説明文”}]’,'[{“text”:”4行目の説明文”}]‘,'[{“text”:”5行目の説明文”}]‘]}} 1 |
因みに6行、7行……と増やしていくことも可能です。
その際は、’,'[{“text”:”〇行目の説明文”}]を文尾の「}]’]}} 1」の]と’の間に入れます。
分かりにくいと思うので、実際のコマンドを色分けするとこんな感じです。
(説明文が1行から2行に増やす例)
/give @p 付与するアイテム{display:{Name:'[{“text”:”名前”}]’,Lore:[‘[{“text”:”1行目の説明文”}]‘,'[{“text”:”2行目の説明文”}]‘]}} 1
オレンジ色の部分が、説明文が1行の場合に必要なコマンドになります。
そして緑色の部分が説明文を2行に増やすにあたって、追加する部分です。
上述したコマンドもよく見ると、説明した通りに記載されていると思います。
というわけで、説明文を複数行にしたい場合はtextとその周辺の部分を増やします。
まとめ
今回のまとめです。
使ったコマンドはこちら。
- 名前と説明文を指定したアイテムを付与するコマンド
/give @p 付与するアイテム{display:{Name:'[{"text":"名前"}]',Lore:['[{"text":"説明文"}]']}} 1
- アイテムを付与するので、giveコマンドを使う
- 付与するアイテムの後ろ部分に追加情報として名前と説明文を書き込める
(指定された書き方で入力する)
この記事は以上になります。