この記事では、Minecraft Java Edition(バージョン1.19.4)の情報をもとに執筆しています。
そのほかのバージョンや機種などでの動作は保証できません。
コマンドを使って、椅子に座らせたいマインクラフター
「Modは使いたくないんだけど、ごく自然に椅子に座らせたい。コマンドを使えば座らせることができるかな? どうすれば座らせることができる?」
こんな疑問を解決します!
- サドルを利用して椅子に座る
- Ver.1.19.4からはサドルが不要になった
こんにちは!
マインクラフターの夏メ(@natsume_717b)です。
マイクラ歴は5年程で、最近は脱出マップを配布・制作しています!
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今回はコマンドを使って椅子に座らせたいという疑問にお答えしていきます。
実際に作ってみたものをツイートしたのがこちら。
Modなしで椅子に座れるようにしてみました!
仕組みとしては、透明化のエフェクトを付与したサドル付きのブタを、都合の良い高さに召喚しているだけ
サドルは透明化できなそうなので、消すならテクスチャを弄る必要ありですね
ただ、そのままでも充分デザインになっているのでこのまま使ってみます pic.twitter.com/GEecVcG8sT
— なつめ|コマンド解説 (@natsume_717b) October 28, 2021
Modなしで椅子に座れるようにしてみました!
仕組みとしては、透明化のエフェクトを付与したサドル付きのブタを、都合の良い高さに召喚しているだけ サドルは透明化できなそうなので、消すならテクスチャを弄る必要ありですね
ただ、そのままでも充分デザインになっているのでこのまま使ってみます
簡単な仕組みはツイート内で紹介していますが、この記事では実際に使ったコマンドを記載しつつ詳細を解説していきます。
また、色んな種類の椅子に対応しているので、それらの紹介していきます。
それでは、さっそく見ていきましょう!
サドルを利用して椅子に座る
Modなどを導入していないマイクラの場合、座るという行為はトロッコや馬などの騎乗可能なmobを利用する必要があります。要するに、座らせるというコマンドは存在しません。
Ver.1.19.4からrideコマンドというエンティティに乗り降りできるコマンドが追加されました。
詳しくは後半で解説しています。
今回はサドル付きのブタを利用していくのですが、その理由としてmobは透明化のエフェクトを掛けることができるからです。
また、ブタは馬などよりも当たり判定が小さいのも扱いやすいポイントと言えますね。
というわけで座ることのできる椅子の作り方です。
まず椅子そのものを作ってから、サドル付きの透明なブタを召喚します。
透明なブタを召喚するコマンドは以下の通りです。
/summon minecraft:pig 座標 {NoAI:1b,Health:20,NoGravity:1b,Attributes:[{Name:"generic.max_health",Base:20},{Name:"generic.knockbackResistance",Base:1f},{Name:"generic.movementSpeed",Base:0f}],Silent:1,Saddle:1,ActiveEffects:[{Id:10,Amplifier:5,Duration:2147483647,ShowParticles:0b},{Id:11,Amplifier:0,Duration:2147483647,ShowParticles:0b},{Id:12,Amplifier:0,Duration:2147483647,ShowParticles:0b},{Id:14,Amplifier:0,Duration:2147483647,ShowParticles:0b}]}
めちゃくちゃ長いコマンドなので、コピペでOKです。
ただし、座標を打ち込む部分だけ「座標」と書きましたので、召喚したい位置の座標に書き換えて使用してください。
XYZの値を入力すれば使えます。
チャット欄では長文のコマンドに対応できないので、コマンドブロックに打ち込んで使ってください。
簡単に上記のコマンドの説明をすると、summonコマンドでブタを召喚しています。
ややこしくしているのは、そのブタがどういったブタなのかを説明している部分です。
サドルをつけるという設定や素の体力を増やしているほか、エフェクトを付与してダメージを軽減したり透明にしています。
そのほかにも鳴かないようにもしているので、結果として長文になってしまっているわけです。
ただサドル付きの透明なブタを召喚する場合はもっと短く簡単なコマンドになるのですが、その場合プレイヤーの攻撃などで思いがけずブタを死亡させてしまう可能性が大いにあり得ます。
それを防止するために、念入りにエフェクトなどを付与しているということになります。
宙に浮くサドルが召喚されていれば、コマンドは成功しています。
これを椅子の座る部分に召喚すれば、座ることのできる椅子ができるということになります。
もしも、このブタを削除したいという場合は、そのブタにカーソルを合わせてkillコマンドを実行してください。
見慣れない長い文字列が選択肢に出るはずですので、それがそのブタ単体を示す文字列になります。
というわけで、透明なブタを利用して座ることのできる椅子を作るということについて解説しました。
実際に作ってみた椅子3選
実際に座ることのできる椅子を3種類作ってみました。
どれも簡単に作れるものなので、ぜひとも参考にしてみてください。
1:シンプルな椅子
階段、トラップドア、ドアの3つを組み合わせて作ったシンプルな椅子ですね。
半分だけ見えるサドルが良いデザインになっています。
階段の凹んだ部分に座るようにブタを召喚したい場合は、その階段のある高さから-0.35の座標を指定します。
こうすることでサドルが宙に浮いている感じもなく、階段にめり込むことのない高さに召喚出来ます。
階段にめり込んでいると、そもそも座ることができなくなるので要注意です。
無難なデザインなので、あらゆる場所で活用できますね。
2:高さのある椅子
バーにあるような、高さのある椅子です。
材料としては、トラップドア、感圧版、フェンスの3つと先ほど紹介したものと同じように、簡単に作れます。
ただし、ブタの召喚する位置は異なるので、要注意です。
画像では感圧版のある高さに対して、-0.85の高さで召喚しました。
感圧版が10の高さにあるのならば、ブタを召喚する高さは9.15ということですね。
サドルの左右に垂れる鐙(あぶみ)がいい味を出していますね。
3:ソファ(長椅子)
椅子というイメージではありませんが、座るものとしてソファも紹介します。
サドルがクッションに見えるので、そこまで違和感を抱きませんね。
ブタを召喚している位置は初めに紹介したシンプルな椅子と同様です。
Ver.1.19.4からはサドルが不要になった
Ver.1.19.4からはサドルがなくても椅子を作成することができるようになりました。
その理由はrideコマンドの登場と、interaction(操作記録エンティティ)という透明なエンティティが追加されたからです。
rideコマンドはエンティティに乗り降りすることのできるコマンドですので、透明なエンティティであるinteractionに乗ることで何もなくても座っているように見せられるということ。
仕組みとしては簡単で、rideコマンドを実行しているだけです。
その際にinteractionに乗るということを指示していますので、あらかじめitenractionを召喚しています。
/summon minecraft:interaction ~ ~1 ~
/ride @p mount @e[type=minecraft:interaction,limit=1]
また、interactionはクリック検知のためのエンティティです。
interactionに対して右クリックして、それを検知したことでrideコマンドを実行させ椅子に座らせるということもできます。
右クリック検知については、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
というわけで、今回のまとめです。
今回使ったコマンドはこちら。
- 透明なブタを召喚するコマンド
/summon minecraft:pig 座標 {NoAI:1b,Health:20,NoGravity:1b,Attributes:[{Name:"generic.max_health",Base:20},{Name:"generic.knockbackResistance",Base:1f},{Name:"generic.movementSpeed",Base:0f}],Silent:1,Saddle:1,ActiveEffects:[{Id:10,Amplifier:5,Duration:2147483647,ShowParticles:0b},{Id:11,Amplifier:0,Duration:2147483647,ShowParticles:0b},{Id:12,Amplifier:0,Duration:2147483647,ShowParticles:0b},{Id:14,Amplifier:0,Duration:2147483647,ShowParticles:0b}]}
- interaction(操作記録エンティティ)を召喚するコマンド
/summon minecraft:interaction ~ ~1 ~
- interactionに乗るコマンド
/ride @p mount @e[type=minecraft:interaction,limit=1]
- 召喚する高さを調整することで、どんな椅子でも座れるようになります。
- Ver.1.19.4からはrideコマンドやinteractionの登場によって、サドルなどがなくとも椅子を作成できるようになりました。
この記事は以上になります。